政府は70歳まで働けというけれど、セミリタイアブログの参入が増えている
健康寿命ってご存知ですか?
世界保健機関(WHO)が2000年に提唱したものです。
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと。
つまり、健康で過ごせる時間です。
平均寿命というのは命が尽きる年齢なので、健康寿命と平均寿命の間は「健康ではない期間」ということになります。
2016年のデータを見ると、日本の男性の平均寿命は80.98歳で、健康寿命は72.14歳。
つまり、介護が必要などの「健康ではない」時期を9年ほど過ごしてからあの世に旅立つことになります。
その期間は海外旅行や運動などの活発な活動は難しいでしょうから、元気に動いて楽しめるのは、実際は72歳までということですね。
ところで、政府はぼくたちを長く働かせようと動いています。
少子化がどんどん進んで労働人口が減り続け、人手不足が深刻だからですね。
年金の問題もあります。
働く人が減れば、年金制度の維持も難しくなる。
だから、70歳まで働きたい人はすべて働けるように企業に努力義務を課す方針を政府が打ち出しています。
いまは65歳定年が当たり前になりつつありますが、将来的には70歳定年も珍しくなくなるのでしょう。
つまり、政府の言うままに人生を送ると、平均的にはこうなります。
70歳までひたすら働き続け、やっと終わったと思ったら、わずか2年後に健康寿命が尽きる。
その後は介護を受けながら9年間を過ごし、死ぬ。
素晴らしい人生ですね〜
ぼくはまっぴらですが。
こんな人生を送りたくない人が目指すのがセミリタイアです。
セミリタイアを考え始めて「にほんブログ村」のセミリタイアブログをいろいろ読むようになりました。
自分でも書き始めたのが今年6月半ば。
あれから4ヶ月がたちました。
その間、「にほんブログ村」のセミリタイアのカテゴリーには次々と新しいブログが参入しています。
「新着ブログ」のタブを見ると、ぼくのブログが始まったあとも、実に50を超えるブログが新たに参入しているのがわかります。
4ヶ月の間に50人がセミリタイアブログを書き始めているんですね。
いやあ、うれしいな。
仲間が増えていくのは心強いです。
いまは中高年のリストラが急激に増えていて、大企業でも珍しくなくなりました。
中には業績が好調なのに希望退職を募る企業も出てきています。
どこもコストカットに必死なんですね。
クビを切られたり、早期退職に応募したりした中高年サラリーマンの多くは次の仕事を一生懸命に探すのでしょう。
だけど、中には「もう仕事するのはあきらめて、あとは質素にリタイア生活を送ろう」と決意する人もいるんだと思います。
リストラは、走り続けるラットレースから降りる機会でもあるのです。
プライドを捨て、時間を捨てて70歳まで働くよりも、質素でも自分の自由時間を大切にして生きる。
政府が「70歳まで働け」といくら旗を振ろうが、そんなの関係ねえ〜。
そういった人たちが次々とセミリタイアブログに参入し始めているのかもしれません。
世の中の流れなんて気にしない。
自分は自分の道を行く。
イイですね、この傾向。
一緒に頑張りましょ〜