独学で1000時間ピアノを練習してみた初心者の話
最近はストリートピアノが流行っているらしく、日本でもあちこちに置かれているようです。
テレビでも駅ピアノとか空港ピアノなどの定点観測をする番組があって、どうやら人気みたい。
Youtubeでもプロのピアニストが本格的な演奏を繰り広げて周りの人たちを驚かせる動画がたくさん出ていますね。
楽しいので、よく見ているのですが、上手な演奏はそろそろ飽きてきました。
そんなときにおススメ動画として出てきたのがこれ。
「大人の初心者が独学で1000時間ピアノを練習してみたら」
180万回以上も再生されている人気動画です。
おススメ機能って、素晴らしいですね。
弾き語りができるようになることを目指して、最初は1日1~2時間の練習を重ねる男性。
とにかく地道に地道に練習を続けます。
すると、ちょっとずつ弾けるようになってくるのです。
歌は下手なままなところも面白くていい。
5カ月たって、やっと森山直太朗の「さくら」が弾けるようになりました。
この男性はピアノにのめり込みます。
そして、途中からなんと、1日10時間の練習をするようになっちゃったのです。
練習時間だけを見れば、これはもう、プロですね。
どうやって生活しているのかわからないけど。
そのうち、次々と曲をマスターしていきます。
「Let it go」や「First Love」などが弾けるようになっていくのです。
そして、難しい曲にチャレンジしたくなった男性はクラシックにも挑戦します。
7カ月後に練習時間が1000時間に到達したころには、「カノン」や「トルコ行進曲」を練習していました。
これはもう壮大なドキュメンタリーですね。
この動画はここで終わるのですが、続きの動画もあります。
ピアノの奥深さを知った男性は、ついに独学をやめてピアノ教室に。
そして、最後は海外のストリートピアノデビューへと旅立つのです。
なんという、感動巨編!
独学から始めて、ただ楽しいからひたすら練習していただけなので、プロのピアニストたちと比べるとまったく上手ではありません。
だけど、とにかく楽しそうなんです。
そして、ひたすら練習するのです。
下手であっても、1日10時間も没頭できる趣味があるって、本当に幸せなことですよね。
人生の勝者だと思います。
けん玉でも盆栽でもサーフィンでも何でもいいんですが、熱中できることに出会えるかどうかが、人の幸せを決めるんだと実感します。
うまい、下手じゃないし、儲かるかどうかでもありません。
結果的に才能があればお金につながるかもしれません。
だけど、心から楽しんでいるのかどうかが一番大事なんですよね。
藤井壮太七段だって、大谷翔平選手だって、お金儲けがしたくて将棋や野球をやってるわけじゃないんですよ。
ただ好きで練習していたら、たまたま才能があってプロになり、高収入につながったんですよね。
ぼくも熱中できることを見つけて、楽しく人生を歩んでいきたい。