ひまつぶしライフ

人生は死ぬまでのひまつぶし。セミリタイアして、そんな日々を送りたい。

株価はいつになったら下がるのか、専門家の見方は?

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「そろそろ景気後退がやってくる」

そう言われてどれくらいたつのでしょう。

株価はどんどん上がっており、アメリカでは過去最高値を更新。

一方で、金や国債などの安全資産は軒並み下落しています。

 

「世界の終わり」を見込んでいた人たちは大外れ。

専門家のなかには「リセッションにならないばかりか成長が上向くとの見方になった」と指摘する人も出ているようです。

一時、「1ドル=65円台まで円高が進む可能性がある」などの記事も出ていましたが、いまは1ドル=109円台。

経済って本当にわかりません。

 

ぼくはセミリタイアを考え始めてから様々な経済記事を読むようになりましたが、たいてい当てになりません。

たとえば、この記事。

 

こんな風に書いています。

リセッションの始まる6カ月~1年前に株価が天井を打ってもおかしくありません

その上で、こうも書きます。

他方、米景気の減速に歯止めがかかり、再加速するのであれば、株価には上昇余地が生まれそうです

ひとことで言えば「株価は下がるかもしれないし、上がるかもしれない」ということ。

つまり、何も言っていないのと同じですね。

 

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たくさんの経済予測記事を読んできましたが、ほとんどがこれと同じパターンです。

「この先、上がるかもしれないし、下がる可能性もある」ということをいろんな情報やデータを織り交ぜながら、いかにもそれらしく説明するのが専門家の仕事なのでしょう。

そりゃ、上がるか下がるかを断言できるのなら、100%大金持ちになれますからね。

 

いろいろ理屈をこねたりデータを持ち出したりしても、結局はギャンブルです。

「いや、長い目で見たらアメリカ株は必ず成長している。長期保有さえしていれば、たとえ暴落してもいずれ株価は回復して最終的には儲かる」という考え方はあります。

これはかなり有力な投資方法だとぼくも思っています。

でも、完全ではありません。

たとえば、1929年に起きた大暴落の前にアメリカ株を買ったとします。

買ってから暴落が起き、徐々に回復していくのですが、もとの株価に戻ったのは1954年。

実に25年の年月を要したのです。

50歳で投資を始めたとしたら、暴落が起き、もとに戻ったときは75歳。

もしかしたら、すでにこの世にいないかもしれませんね。

 

じゃあ、どうしたらいいのでしょう。

いつか近いうちに必ず株価が下がるという確信があれば、インバース系のETFを買うのはひとつの手でしょう。

でも、いまのように「下がる、下がる」とずっと言われながら、予想に反して上がり続けている状況でいつまで持ち続けられるか。

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確実なのは暴落が起きてから買うことですね。

そのあと低迷したままの年月が続いたとしても、少なくとも大きな損はしないでしょう。

ただ、暴落はずっと起きないまま、いまのようにずっと上向いている可能性もあります。

そうなるといつまでも投資できないことになる。

投資って、ほんとうに難しい。

ぼくは大きなバクチを打つつもりはないので、じっと暴落の日を待つ作戦で行こうと考えています。

もし「世界の終わり」が来なかったら、仕方ない。

不労所得に頼らずに、つつましくセミリタイア生活を送りますよ。