神に向かって書く、夢枕獏の「秘伝『書く』技術」
このブログ、先日ひっそりと100記事を達成しておりました。
6月の終わりごろからは毎日更新しています。
誰もほめてくれないので、自分でほめます。
よくやってるよ!
この調子で!
グッジョブ!
そうやって自分を鼓舞しないと続かないんですよね〜。
なぜなら、たいして読まれていないから。
たくさんの人に読まれているのなら、「よっしゃ、きょうも書いたろか」とやる気も出るのですが、あまり読まれていないのに続けるのって、まあまあタイヘンです。
読者登録数は220人でピタリと頭打ちとなって、それ以上はまったく増えません。
アクセスは計8000くらいなので、1記事あたり80PVほどですね。
登録してくれた読者の3分の1くらいが読んでくれている計算です。
「続けて書いていけば、PVは伸びていくよ」
そんな風に言ってくれる方もいるかもしれません。
ぼくも、そう思っていた時期がありました。
あのころは、若かった。
だけど、現実は逆なんですよ。
最近はPVも60台をウロウロする日が多くて、むしろ低迷している。
書けば書くほど読者が離れていくブログなんです。
アラフィフのおじさんというだけでカワイソウなのに、世間は無慈悲や〜。
ただ、励みもあります。
はてなスターをつけてくれる読者も中にはいるのですね。
反応があるというのは、うれしいものです。
ありがたや、ありがたや。
累計4200くらいなので、1記事あたり42個ほど。
それも最近は減ってるんですけどね・・・。
哀れに思ったら励ましてください。
ところで、書くって結構たいへんな作業です。
そして、書き続けるって、もっとたいへん。
プロの作家の人たちは、命を削りながら書いているんだと思います。
みなさん、どうやって書き続けているんだろう。
この間、本屋をブラブラしてたら、小説家の夢枕獏さんの本が目に入りました。
「秘伝『書く』技術」
この本、主に小説の書き方をレクチャーしてくれています。
評価は星4つ。
物語の設定やキャラクターの作り方、取材の方法に至るまで、具体例を挙げながら詳細に説明されています。
優しい筆致で読者に語りかけるように書かれているのですが、ところどころに一流のプロの作家としての矜持が垣間見えます。
良い文章とは何か、も勉強になりますね。
そうした技術的な話も興味深いのですが、ぼくのようにブログを書いている人にとっては第3章の「創作の継続〜どうやれば続けられるか」の話が役に立ちます。
「アイディアを外に求めることを知る」
「趣味が仕事の幅を広げてくれる」
なるほどと納得しますが、結局は以下の文章がすべてなのではないかと思いました。
売れない頃から書いてきて、売れたときにも書いてきた。また売れなくなっても、やっぱり書く。これはもうビョーキですから。読者がゼロになったら、神に向かって書く。
好きだから、書く。
これしかないんですね。
それにしても、あまりにカッコ良すぎませんか。
「読者がゼロになったら、神に向かって書く」って。
もし、ぼくのブログの読者がゼロになったら・・・。
神さま、はてなスターつけてください。