ひまつぶしライフ

人生は死ぬまでのひまつぶし。セミリタイアして、そんな日々を送りたい。

加齢臭も、「枯れ専女子」からすれば良い匂い

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知人からこんな話を聞きました。

年老いた両親がいて、おじいさんは大企業の元重役。

おばあさんは、ずっと夫に従って生きてきた、昔ながらの貞淑な女性だそうです。

知人はずっと2人の世話をしてきたのですが、ついに2人とも同じ老人ホームに入ることに。

やっと手を離れてやれやれと一息ついていたところ、1年もしないうちに2人がそろって老人ホームから出てきてしまったそうなんです。

 

理由は、なんと色恋沙汰。

老人ホームでいったい何が起きたのでしょうか。

 

話によると、おばあさんがモテモテになっちゃったとのこと。

老人ホームは四六時中、同じ人たちが顔を突き合わせて食事したりおしゃべりしたりする場所です。

そこで、おしとやかでかわいらしいおばあさんが男性陣の人気者になってしまった。

周りには多くの男性入所者が集まってきます。

一方のおじいさんは、昔気質の頑固者。

会社員時代に偉かったこともあり、いつも上から目線でものを言ってしまう。

ホームでもほかの入所者とぶつかり、もめごとを起こしてつまはじきにあってしまったそうなんです。

 

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それに加えて、おばあさんがモテるものだから、気分はよろしくない。

ヤキモチを焼いたおじいさんは「こんな場所は出ていくぞ!」と言って、おばあさんを連れて飛び出してしまったということです。

 

やっと年寄りの世話から解放されたと思っていた知人は大激怒。

「あんな年になってヤキモチを焼くなんて、何をやってるんだか」と嘆いていました。

 

高齢化社会が進み、元気で長生きするお年寄りが増えている時代、こうした話はあちこちで実際に起きているんでしょうね。

ドラマ化もされた弘兼憲史のマンガ「黄昏流星群」は、中高年の恋愛を描いています。

1995年に連載が始まったころから知っていて、当初は「どうしてこんな中年や高齢者の恋愛なんかを描くんだろう」と思っていました。

今から考えると、先見の明があったんですね~

 

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ところで、「枯れ専女子」という言葉があるのを知ってますか?

カープ女子」だとか「スー女」とか、最近はいろんな「女子」が増えていますが、「枯れ専女子」は、「自分よりもずっと年上の枯れた男性を恋愛対象としている女子」のことだそうです。

 

そんな女子っているの?

記事はこう書いています。

枯れ専女子からすれば、若い男性は眼中にないんです。おじさんにしかない魅力を知っているので、どっぷりハマっていくんですね。

おじさんを喜ばせてくれるじゃないか。

どうやら、独特の哀愁や落ち着いた言動、物事をよく知っていることなどが魅力的に映るとのこと。

うん、うん。

そうかもしれない。

ちょっと生きる希望がわいてきた。

でも、この部分はさすがに行きすぎでしょう。

おじさん特有の加齢臭でさえ、枯れ専女子からすれば良い匂いに変わるんですよ。

おいおい!

こんな女子、聞いたことないぞ。

むしろ変態じゃないか!

 

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これはgirlswalkerという女性向けのネットメディアに載っていたのですが、この記事はおじさんをターゲットに書かれた気がしますね。

おじさんたちが喜ぶような記事を載せて、中高年男性にも読者層を広げようという戦略。

実際、ぼくはおもわず読んじゃったからね。

戦略、成功ですな。

 

まあ、「枯れ専女子」なんてそうそういないことは分かっていても、ちょっとだけ明るい光が差し込んできました。

男はやっぱりモテたいからね。

問題は、周りに女子そのものがほとんどいないことかな。

老人ホームでモテることを期待しよう。