メッシのように働くのがいい
ようやく大きな仕事が一段落した。
睡眠時間が削られ、気をもむこともあったけど、しばらくは落ち着いた日々を送れそうだ。
忙しかった時期はストレスでいっぱい食べてしまい、歩く時間と体力もないので、どうしても太ってしまう。
これはヤバイなと思ったのは、チョコレートを一袋買って食べてしまったとき。
表面上はそれほどでもない風を装っていたけど、ストレスは結構たまっていたのだと思う。
仕事をしていると、忙しい時期もあり、ストレスがたまることもある。
そうやって20年以上働いてきた。
思うに、働くというのはマラソンのようなものだ。
最初の1キロや2キロでは勝負は決まらない。
スパートするときもあれば、風よけを使って体力を温存しないといけないときもある。
張り切りすぎて、途中でリタイアしたら負けになる。
ぼくはアーリーリタイアするつもりだけどね。
新入社員のころは、仕事が何十年にも渡る長丁場だということがわからない。
失敗すると「俺は向いていない」と落ち込むし、同期が成果を出すと「自分は何もできていない。遅れている」と焦ってしまう。
十年もすればそれは間違いだと知る。
もちろん早いうちに成果を出せた方がいいし、失敗はしない方が怒られない。
でも、本当の実力はすぐにはわからないものだ。
じっくり育てると徐々に持ち味を発揮する若手もいる。
だから、新人社員は「あいつは頑張ってるぞ。お前もしっかりしろ」なんて先輩に説教されても話半分で聞いておけばいい。
もちろん、勝負どころというのはあるので、そのときのためにじっくりと力をつけておくことが必要だ。
理想はメッシ。
いつもはピッチをうろうろ歩くばかりで何もしていないように見えるけれど、チャンスになると途端にスピードアップし、高度な技術でゴールを決めてしまう。
手を抜けるところは手を抜き、決めるところはきっちり決める。
そんな風に仕事ができれば最高だ。
メッシと言っても滅私奉公じゃないよ。
とまあ、仕事についていろいろ考えるところはあるけど、早くリタイアしたいよなあ。