忘年会のジレンマ
ポツポツと忘年会の予定が入り始めています。
飲み会自体はきらいではありません。
というより、好きです。
だけど、今年はそこまで積極的になれません。
ひとつは、年々体力が落ちてきていること。
最初の1、2杯はいいのですが、飲み進むにつれて、酔いが回るのが早くなってきました。
いやあ、年をとると酒に弱くなるってホントですね~
同年代の同僚のなかには、きっぱりと酒をやめた人もいます。
「だんだん弱くなって、体調も悪くなったからね~。でもやめたら体の調子はいいですよ」と言います。
彼みたいにやめられたらいいんだけど・・・。
でも、みんなで集まって最初に注文するときは「とりあえずビール!」ってなるじゃないですか。
上着を脱いで、腕まくりしたりして。
そこで「いや、ぼくはウーロン茶で」と、いきなり勢いを削ぐのに抵抗があるんですよねえ。
で、とりあえず1杯だけはビールを飲む。
ジョッキがカラになったころに「もう1杯、ビールでいいですか?」って聞かれますよね。
つい、「じゃあ、もう1杯」って、なってしまうんですよ。
そこで「いや、ウーロン茶を」とは、これまた言いにくい。
ここまできたら勢いがついてしまうので、次はハイボールとか焼酎なんかを頼んでしまいます。
そうなったら、もうおしまいです。
すっかり酔っ払ってしまい、終わりになってウーロン茶を頼むんだけど、時すでに遅し。
ちょっと足元がふらついた酔っ払いおじさんのできあがりです。
さらに、最近は飲み会の次の日が、なんともツライ。
午前中は使い物になりません。
夕方ごろになってようやくアタマが働くようになってくるのだけど、次の忘年会がすぐに待っています。
「今度はあまり飲まないようにしよう」と心に決めるのですが、なかなかそうはいきませんよね。
特に、年に数回しか会わないような人たちとの集まりでは。
どうしても飲んでしまって、翌日になって後悔する。
その繰り返しです。
今年は、もうひとつ悩みがあります。
来春にセミリタイアすることを、まだ誰にも言っていないことです。
正式に会社から発令されるまでは、さすがに言いにくい。
だから、いつものように和気あいあいと飲むしかないのです。
男の飲み会って、どうしても仕事の話が出てきます。
そこで、ニコニコしながら会社の人事やら来年の企画やらの話に相槌をうたないといけないんですよね。
心の中では「もう、どうでもいいよ。そんなこと」と思いながら。
良心がチクりと痛みます。
でも、そんな忘年会も今年で最後。
これもまた、いい経験だと思って楽しむことにします。
サラリーマン最後の忘年会シーズンが、まもなくやってきます。