ひまつぶしライフ

人生は死ぬまでのひまつぶし。セミリタイアして、そんな日々を送りたい。

シェアハウスでの生活は必ずしもキラキラしているとは限らないらしい

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ぼくがセミリタイアを考え始めたころ、会社を辞めたらシェアハウスを借りるのもいいかなあなんて漠然と思っていました。

だって、会社に行かなくなると社会とのつながりがなくなるというじゃないですか。

家にじっとしていても孤独だし、家族もうっとおしく思うに違いありません。

シェアハウスにいればいろんな人と知り合えるし、なんだか楽しそうですよね。

日中はそこでちょっとライティングなどの仕事でもすればノマドっぽくていいかなあなんて。

夜になると自宅に帰っていくシェアハウスの住人。

変なやつですけどね。

 

共用スペースで雑談したり、仲良くなったら一緒に飲みに行ったり。

冬は鍋パーティーなんかもいいですね。

夏はバーベキューとか。

家とは別に、そんな居場所ができたら楽しそうです。

もしかしたら住人と恋が芽生えちゃったりして。

女の子に迫られて「だめだ、オレには帰るべき家があるんだ」と断る。

すると相手は「何言ってんのよ、ここは私たちの家じゃない」。

そんなクダラナイ妄想がふくらみます。

 

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ただ、知人や友人にシェアハウスに住んだことがあるひとが何人かいるのだけど、みんな女性です。

中年のおじさんでシェアハウスの利用者は周りにいないんですよ。

調べると、少し古いんですが、こんな国交省の資料がありました。

「シェアハウス等における契約実態等に関する調査(H26.3)結果概要」です。

http://www.mlit.go.jp/common/001046739.pdf

それを見ると、2013年の入居者は男性が47.9%で、女性が52.1%。

ほぼ半々ですね。

驚くのは、30歳以下の利用者が2011年は66.8%を占めていたのが、2013年には37%へと大きく減少していたこと。

シェアハウスも若者が減り、着実に高齢化が進んでいるのが分かります。

この調査からさらに年月がたっているので、いまの住人はもっと年を取っているでしょう。

若い人たちと一緒に河原でバーベキュー」を期待してシェアハウスに入ったら、実際は「じいさん、ばあさんに囲まれて詩吟の会に入れられる」だったりして。

現実は甘くない。

 

ともかく、近所のシェアハウスをネットで検索してみました。

すると、女性限定だったり、若者中心だったりで中年のおじさんが入れそうなシェアハウスが近くでなかなか見つかりません。

シェアハウスにわざわざ電車で通うのもなんだかなあと思って、そこで断念しました。

家賃も思ったより高かったし。

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 忘れかけていたころ、いまシェアハウスに住んでいるという新たな女性と知り合いました。

話を聞くと、鍋パーティーのようなキラキラしたイベントは皆無らしい。

それどころか、ほとんど住人同士の接触がないとのこと。

彼女は4年以上住んでいる一番の古株なのですが、ほかの6人の同居人の名前さえわからないと言うのです。

顔を合わせても会釈するだけの関係。

なのに、トラブルはある。

冷蔵庫の中に腐れかけの食べ物を放置する住人がいたり、共用トイレの電気をいつもつけっぱなしにする人がいたり。

彼女は「壁も薄いし、いいのは立地だけ」と、きっぱり言い切ります。

 

なんだかさみしいよなあ。

シェアハウスに、ほのかな夢を見てたんだけどなあ。

それでもあきらめきれないぼく。

セミリタイアしたら、理想のシェアハウスを求めてあちこち探し回るかもしれません。

やってみたいですよね、みんなでバーベキュー。