ひまつぶしライフ

人生は死ぬまでのひまつぶし。セミリタイアして、そんな日々を送りたい。

ついに妻にセミリタイアの決意を話した、その反応は・・・

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セミリタイアに対する認知度は高まってるみたいですが、それでもまだまだマイナーな選択です。

だから、実行するにはたくさんのハードルが待ち受けています。

お金や社会とのつながり、それに周りの人たちの理解。

家庭がある人にとっては、まず第一に奥さんの理解を得られるかどうかが成否の決定的なカギになると思います。

 

妻子がいる我が家も、妻を納得させないと、はじめの一歩が踏み出せません。

就職してから20数年間。

実はこれまでもたびたび「会社を辞めたい」と訴えてきました。

だけど、妻の反応は「ダメ」。

ときには「どうしていつもそんなこと言うの?」と泣かれたこともありました。

 

でも、ぼくもアラフィフになり、体にダメージがたまってきています。

激務の業界であることは妻もわかっていて、ぼくが毎日薬を飲むようになっていることも、もちろん知っています。

子どもが成人して、教育費の心配もなくなりました。

セミリタイアする条件は整ってきています。

ぼくの気持ちは固まっているのですが、長年連れ添ってきた夫婦として、希望退職に応募する前に妻に告げておくべきだ。

事後通告はマズイよな。

そう考えて、休みの日に切り出すことにしました。

 

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食事の席です。

「会社が早期退職を募集することになって、それに応募することにした」

単刀直入に言いました。

会社の状況や、早期退職が行われる可能性などは以前から話していたので、一から説明する必要はありません。

反応を待ちます。

妻はちょっと驚いた顔をして、少し間を置いてこう言いました。

「そう・・・。今まで頑張ってきたもんね」

ついに、同意してくれたのです。

よかった。

 

ただ、退職が来春ということを告げると、「えっ、そうなの?」と声を上げました。

ぼくが大きなプロジェクトに関わっていることを知っているからです。

「会社が決めたことで、退職日の延長はできないんだ」と説明したら、仕方ないといったふうで納得してくれたようでした。

「それで、何するの?」と聞いてきます。

ああ、やっぱりこれを聞くんだ、と思いました。

ぼくがセミリタイアすることを知った友人・知人たちは、みんな同じ質問をするんだろうな。

ぼくはこれから何度もこの質問に答えないといけないんだろうな。

妻の顔を見つめながら、そんなことを思いました。

「遊ぶ」

ひとこと、答えます。

相手が妻だからこう答えたのですが、ほかの人たちには「まだ何もきめてません。まったくの白紙です」と言うつもりです。

 

妻は少し上を見るようにして目をそらし、「何かやった方がいいと思うんだけどな」とつぶやきました。

うん。

気持ちはわかるよ。

彼女はマジメなんです。

健康で働ける人は誰かの役に立つことをするべきだ、という真っ当な考えを持っています。

「人間なんて誰かに迷惑をかけながら生きていくものだ。イイカゲンで持ちつ持たれつの関係があったほうが、生きやすい」と考えるぼくとは、少し違うかもしれません。

 

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話はここで終わりました。

あとは雑談が続いて、いつもどおりの休日になりました。

よかった。

 

これで、セミリタイアに向けた第一関門を突破しました。

次は退職届の提出になります。

上司に告げなければいけません。

どのタイミングで、どんなふうに説明するのか。

それが終わったら、実際に退職するまでの日々が待ち受けています。

どんな顔をして、どんな態度で会社に通うのか。

また綴っていきたいと思います。